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- 股関節の痛み
こんなお悩みはありませんか?
- 歩くと股関節が痛くなる
- 立ち上がるときに足の付け根が痛む
- 階段の上り下りがつらい
- 長時間立ち続けるのが苦痛
- 靴下を履くのが難しくなった
- 体をひねると股関節に違和感がある
- 以前より股関節が硬く感じる
- 転倒した後、股関節の痛みが続いている
股関節の痛みについて

股関節は、骨や軟骨が組み合わさってできる関節であり、歩行や立ち上がる動作に重要な役割を果たしています。股関節の痛みは、加齢や関節の変形、先天的な要因、骨折などさまざまな原因によって引き起こされることがあります。放置すると痛みが悪化し、日常生活に支障をきたすため、早期の診断と適切な対応が重要です。
股関節の痛みに対する治療
股関節の痛みの治療は保存療法と手術療法に分かれます。症状の進行度や生活への影響に応じて適切な方法が選ばれます。股関節の痛みは早期対応が大切です。痛みが続く場合はお早めにご相談ください。
保存療法(手術をしない治療)
- 体重増加を防ぎ、股関節の負担を軽減
- 和式トイレや布団生活を避け、洋式トイレやベッドの使用をするなど生活環境の見直し
- 杖や歩行器を使い、股関節への負担を軽減
- ストレッチや筋力トレーニングで関節の可動域を維持
- 消炎鎮痛薬やヒアルロン酸注射で痛みや炎症を抑える
手術療法
- 保存療法で改善が見られない場合、次の手術が検討されます。
- 人工股関節置換術(損傷した股関節を人工関節に置き換える方法)
- 骨切り術(関節の形を調整し、負担を軽減)
- 骨折手術(大腿骨頸部骨折などでは、人工骨頭置換術や骨接合術をおこなう)
股関節の痛みを軽減する工夫
体重管理
体重が増えると股関節への負担が大きくなります。食生活を見直し、BMI25未満を目標に体重管理をおこなうことが重要です。
生活習慣の見直し
和式トイレや布団での生活は、股関節に負担をかけることがあります。洋式トイレやベッドでの生活に切り替えることで、股関節の負担を軽減できます。
杖や歩行器の活用
歩行時の負担を軽減するため、杖や歩行器を使用することも有効です。適切な補助具を選ぶため、専門家に相談しましょう。
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減り、関節の変形が進むことで痛みが生じる疾患です。発育性股関節形成不全や臼蓋形成不全が原因となることが多く、特に 50歳以上の女性に多くみられます。
症状
- 股関節の違和感やこわばりを感じる
- 歩行時や立ち上がるときに痛みが出る
- 長時間の歩行や立ち仕事がつらい
- 進行すると関節の動きが制限され、歩行が困難になる
慢性関節リウマチ
関節に炎症が起こり、腫れや痛みを引き起こす自己免疫疾患です。女性に多く、股関節を含む複数の関節に症状が現れることが特徴です。
症状
- 朝のこわばり(関節が動かしにくい)
- 股関節を含む関節の腫れや痛み
- 関節の変形が進むと、歩行が困難になる
- 症状が6週間以上続く場合は注意が必要
大腿骨頭壊死症
大腿骨頭の血流が途絶え、骨組織が壊死してしまう疾患です。 30〜59歳の男性に多く、ステロイド薬の使用や飲酒・喫煙がリスク要因とされています。
症状
- 初期は無症状のことも多い
- 壊死部分が潰れると突然の激しい痛みが出る
- 片側または両側の股関節に痛みが生じる
- 進行すると歩行が困難になる
先天性股関節脱臼
出生時に股関節が脱臼している状態で、女児に多いことが特徴です。乳児期に装具治療や手術を受けても、大人になってから股関節の痛みとして現れることがあります。
症状
- 股関節の動きが悪い
- 歩行時に股関節の痛みが出る
- 臼蓋形成不全や変形性股関節症へ進行する可能性がある
大腿骨頸部骨折

転倒や転落によって大腿骨の根本が折れる骨折です。高齢女性に多く、骨粗鬆症が原因で骨折リスクが高まります。
症状
- 転倒後に股関節が痛み、動かせなくなる
- 歩行が困難になり、強い痛みを感じる
- 早期の治療が必要で、放置すると寝たきりのリスクが高まる